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ブリーディングローン(繁殖貸与契約)によりセイウチを1頭搬入しました

2020年02月17日(月)

 昨年に続き、ブリーディングローン(種の保存を目的とした動物の貸し借り)により、大分県にある大分マリーンパレス水族館「うみたまご」(大分県大分市)から鳥羽水族館へ、セイウチ1頭の輸送が2月16日~17日にかけて行われました。到着後、状態も良いことから本日より一般公開を行います。

 2月16日16:00頃、うみたまごでケージに入れられた「ミー」は12トンのトラックで出発しました。輸送中は体への負担を抑えるために、自らこまめに姿勢を変えながら14時間にわたる長旅を続け、17日午前6時頃に無事鳥羽水族館に到着しました。周囲の不安をよそに、ケージから出ると一直線に水槽へ向かい、搬入後には約7.5kg食べるなど食欲もあり、落ち着いている様子に飼育担当者も一安心です。

 セイウチは、「絶滅のおそれのある野生動植物の国際取引に関する条約(ワシントン条約)」において、原産国による保護実施種である「付属書Ⅲ」に規定されている動物です。その為、今後日本へ輸入される見通しがほぼ見込めず、国内飼育施設同士で連携を図り、種の保存をおこなっていくことが必須です。

 うみたまごには3頭のセイウチがいますが、いずれもメスであることから、昨年、初の試みとして鳥羽水族館のオスのセイウチ「ポウ」(推定14歳)との繁殖に取り組んできました。その結果無事に成功し、現在うみたまごのセイウチ「泉(いずみ)」(推定14歳)が妊娠しています。本日鳥羽水族館に搬入されたメスのセイウチ「ミー」は、昨年は妊娠には至らなかった為、今回が2度目の試みとなります。

 今後は様子を見ながら同居をおこない、鳥羽水族館のオス「ポウ」との繁殖を目指します。

※セイウチのミーは「うみたまご」へと無事帰りました。
 3月13日の夕方に鳥羽を出発し、14日の朝「うみたまご」へと無事到着しました。

 

今回搬入されたセイウチ:愛称「ミー」(メス 推定18歳)
            2001年11月9日 うみたまご入館 ※野生個体
所有園館:大分マリーンパレス水族館「うみたまご」 (大分県大分市)
体  重:867kg ※2020年2月10日計測
体  長:2m60cm

 

ブリーディングローンとは・・・希少な動物を絶やさず増やしていくために、動物園や水族館同士で動物を貸し借りする制度 。協力して種の保存を実行している。

 


水槽に向かう「ミー」


長旅の疲れも癒えたかな