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ブリーディングローン(繁殖貸与契約)によりセイウチを1頭搬入しました

2021年01月16日(土)

 昨年に続き、1月15日~16日にかけてブリーディングローン(種の保存を目的とした動物の貸し借り)により、大分マリーンパレス水族館「うみたまご」(大分県大分市)からセイウチ1頭が鳥羽水族館へ輸送されました。

 1月15日午後4時頃、うみたまごでケージに入れられた「泉(いずみ)」は12トンのトラックで出発しました。約14時間にわたる輸送中は自ら姿勢を整えながら、ほとんどを寝て過ごすほど終始落ち着いた様子で、16日午前6時頃鳥羽水族館に到着しました。周囲の不安をよそに、ケージから出るとしっかりとした足取りで水槽へ向かい、搬入後にはシシャモを約5kg食べるなど食欲もあり、元気な様子に飼育担当者も一安心です。

 セイウチは、「絶滅のおそれのある野生動植物の国際取引に関する条約(ワシントン条約)」において、原産国による保護実施種である「付属書Ⅲ」に規定されている動物です。その為、今後日本へ輸入される見通しがほぼ見込めず、国内飼育施設同士で連携を図り、種の保存をおこなっていくことが必須です。

 うみたまごには3頭のセイウチがいますが、いずれもメスであることから、2019年より鳥羽水族館のオスのセイウチ「ポウ」(推定15歳)との繁殖に取り組んできました。本日鳥羽水族館に搬入されたメスのセイウチ「泉」と鳥羽水族館のオス「ポウ」との繁殖の試みは今回が2度目となります。

 今後は様子を見ながらオス「ポウ」と同居をおこない、繁殖を目指します

 

今回搬入されたセイウチ:愛称「泉(いずみ)」(メス 推定15歳)
            2005年12月29日 うみたまご入館 ※野生個体
所有園館:大分マリーンパレス水族館「うみたまご」 (大分県大分市)
体  重:689kg ※2021年1月15日計測
体  長:2m40cm

 

ブリーディングローンとは・・・希少な動物を絶やさず増やしていくために、動物園や水族館同士で動物を貸し借りする制度 。協力して種の保存を実行している。

 


飼育員に見守られながらの吊り上げ。


まずはメスのツララとご対面。