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ノコギリザメ 登場!
2016年04月13日(水)
4月11日午後 ノコギリザメというちょっと変わった姿の魚が搬入されました。
ノコギリザメはその名前のとおり、頭の先にノコギリをくっつけたような形をしているサメで北海道以南の日本近海から朝鮮半島、台湾、中国の比較的浅い海から800mの深海まで生息しています。
今回獲れたのは体長113.5cmのメスで三重県の尾鷲市沖の水深180~200mで沖合底引き網漁船によって捕獲され、水族館へ連絡をいただきました。
ノコギリザメの大きな特徴であるノコギリのような棘の生えた吻(ふん:頭部の先端)はエサとなる獲物を傷つけるために振り回し、また途中にあるヒゲは砂の中の獲物を見つけることが出来るといわれています。実際に飼育したことのある水族館ではエサを与える際にこの吻を振り回す様子が観察されています。ただ、生態がまだまだよくわかっていない種類で、長く飼育するのは大変難しいサメとされています。鳥羽水族館ではEゾーン伊勢志摩の海・日本の海のタカアシガニなどが飼育されている水槽で展示を開始しました。
※残念ながら4月20日の夕方、ノコギリザメは死亡しました。