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日本初記録!!珍しいウニが入館

2016年05月04日(水)


今回獲れたウニの口:この口で一体何を食べるのか。。。


おしり:ウニのおしりは口の反対側にある

2016年5月2日に熊野灘で採集されたとても珍しいウニが入館しました。主にフィリピン周辺の深海に生息しているウニですが、日本近海で確認されたのは今回が初めてです。

 

このウニは三重県浜島沖水深250mで沖合底引き網漁船によって採集されたもので大きさは殻径約15cmで赤紫色をしています。研究者に確認をとったところ、Micropyga属(ミクロピガ属)のウニであることが判明しました。

確認した研究者の田中颯(*たなか はやて)氏によると

「本属は,フクロウニ目とガンガゼ目の中間のような形をしているものの、未だに所属が定まっておらず、近年の研究ではMicropygoida目(ミクロピゴイダ目)という単一目も設立されるくらい、よくわからない興味深いウニです。今回のものは日本初記録となりウニの系統を研究する上でも非常に貴重な種類となります。」と話していました。

現在は鳥羽水族館内の「へんな生きもの研究所」ゾーンで一般公開しています。残念ながら棘の一部が既に脱落し始めていますが、可能な限り、飼育・観察を続けていきます。

日本でここでしか見ることのできないウニをぜひご覧下さい。

 ※残念ながら5月5日の夕方、珍しいウニは死亡しました。

  DATA

Micropyga属の1種(殻径 約15cm)

三重県浜島沖水深250m沖合底引き網漁船で採集 

一部の管足の先端が傘状に変形するという特徴が、他のウニとは異なるMicropyga属最大の特徴。