鳥羽水族館公式ホームページ

計量記念日に
アフリカマナティー｢みらい｣の身体測定

　11月1日の「計量記念日」にアフリカマナティー「みらい」(メス、推定6歳)の身体測定を行いました。これは「みらい」がちょうど入館4周年を迎えるのに合わせて成長具合を確認し、今後の健康管理に活かす為です。

　アフリカマナティーは日本では鳥羽水族館でしか飼育していない貴重な動物です。「みらい」が鳥羽水族館へやってきたのはちょうど4年前の2010年11月1日のこと。遠いギニア共和国からやってきた当時は推定2歳で、今よりずっと小柄でした。牧草のほか、レタス、ハクサイ、キャベツ、コマツナなどのエサを1日に15kgほど食べ、エサの時間には大きなオスのエサも横から取ってしまうほどのおてんばな一面も見せています。

体重測定は「みらい」をバックヤードの予備水槽に移動し、水を抜いてからに担架に乗せて吊り上げる方法で行います。また、メジャーで全長など各部の大きさも計測しました。普段はおてんばな「みらい」も、測定中は暴れることなく終始おとなしくしており、飼育係たちも一安心でした。

　1年ぶりの体重測定ということで、「みらい」の成長ぶりを楽しみにして測ってみると・・・結果は全長268cm、体重430kg。1年前の計測時と比べると全長+6cm、体重＋55kgで、全長、体重ともにプラスとなり、順調に成長していることがわかりました。

　飼育担当者は「予想に近い体重だったので安心しました。痩せすぎても太りすぎてもいけないので、順調に成長してくれているのがわかってよかったです。」と話しています。