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日本で初めてイルカの人工哺育に成功!

2013年11月07日(木)


毎日チューブでミルクを与えました


今では自分でお魚を食べることができるように!

 鳥羽水族館は今年5月に生まれた生後間もないスナメリの幼獣にミルクを与えて離乳まで育てることに日本で初めて成功し、生後6ヶ月を経過しました。

 国内において、水族館生まれのイルカ類の人工哺育は、名古屋港水族館のベルーガの45日が最長で(生存日数46日)野生保護個体では、小樽水族館がイシイルカをミルクで58日間飼育したのが最長となることから、今回の人工哺育成功は画期的な成果と言えます。

 スナメリの赤ちゃんが生まれたのは平成25年5月2日。誕生時、赤ちゃんは元気に泳ぎ(推定80cm、推定8kgのメス)しばらくすると授乳する様子も見られたことから5月5日には一般公開を始めました。
このまま順調に成長すると考えていましたが、その後、親が急に赤ちゃんから離れ授乳が見られず、子を気にする様子もなくなってしまったことから人工哺育に切り替えました。
 人工哺育は赤ちゃんを別プールに移し24時間体制で観察しながら1時間30分に一回のペースで動物用ミルクをカテーテルで与える方法でおこないました。減り続けていた体重は2週間を迎える頃から増加に転じ、途中からミルクとともに魚のすり身も与え半年が経過した今では餌のアジをそのまま食べるようにまでなりました。12月上旬には一般公開の為、展示用メインプールへ移動させ親子で飼育を開始しその際には子供の愛称も募集する予定にしています。
またこの業績は今後、水族館・水産関係各紙や各報告会等で発表していく予定です。
 

 子ども  2013年5月2日生まれ / 性別:メス           誕生時の映像はコチラ!!
 
 【11月7日現在】  スナメリ出産動画
 人工哺育日数185日、生存日数189日
 体長109.3cm 体重19.615kg
母親  愛称:マリン / 年齢:推定15歳
 入館:2004年11月3日
   (伊勢湾にて農林水産大臣の許可を受け特別採捕)
 出産経験:2005、2008、2011年に続き4回目
父親  愛称:ハッチ / 年齢 : 推定11歳
 入館:2004年11月4日
   (伊勢湾にて農林水産大臣の許可を受け特別採捕)

 

スナメリ
スナメリはペルシャ湾から日本沿岸にかけて分布する小型のハクジラの仲間で、日本では瀬戸内海や伊勢湾などに多く見られます(伊勢湾の推定頭数は約3000頭)。他のイルカ類に比べ神経質で、飼育が難しいとされていましたが、鳥羽水族館では1963年から飼育に取り組み、今年の9月30日で飼育50周年を迎えました。

 

* 鳥羽水族館では現在6頭(オス2頭、メス4頭)のスナメリを飼育しています。
* 人工哺育に成功した子どもは、健康管理のためバックヤードで飼育しており
  ご覧いただくことができません。予めご了承ください。
 (展示水槽上部より遠目に見える場合があります)


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