オウムガイが6個体入館しました。
死亡して減った分を補充するかたちで、1年に一度、業者から購入しています。
水族館でのオウムガイの寿命は大体3〜4年ほど。
最長でも丸6年。
(もちろん野生ではもっと長い)
そこで、鳥羽水族館では毎年、数個体ずつ補充しています。
でも。
いつも思うのですが、年々、入館するオウムガイのサイズが小さくなってきているようです。
今回到着した個体もそう。
小さなもので殻径8?ほどで、まだ未成熟の個体。
以前はもっと大きな個体(成体)も入ってきていたように思います。
今のところ、多くの海産生物と同じように、オウムガイは海から捕獲してくるしか搬入ルートがありません。(飼育下で繁殖はしていますが、その先が続きません)
結果、乱獲が進み、サイズの小さな個体も流通するようになった、としたら考えものです。
飼育下で見る限り、繁殖力旺盛な生きものではないようですし、先細りになっているのかも知れません。
もしかしたら、どこかで需要が増えたために小型個体だけを選択して捕獲している、あるいは、採集方法、採集場所によってサイズが変わるのかも…などとも考えてみますが、これは希望的観測のような気がします。
今のところ、実際に個体数が減っているかは、私ははっきりと答えられませんが、ただ、生息地によっては乱獲で絶滅した場所もあると聞いています。
また、小さな若い個体だからと言って、水族館で長く飼育できる訳ではありません。
さらに、産卵開始までの期間が長くなることで、良い卵を産むことが難しくなり、孵化率が落ちている感じもします。
(つまり、オウムガイにとって水槽の中は海よりも快適な環境ではないということです)
色々と難しい問題ですが、私に今できることは、オウムガイを無駄に消費しないことと、ひとまず目の前の孵化個体を長く生かすことぐらいでしょうか。
追伸
M55孵化おめでとうメール、ありがとうございました。大きさは直径2.5?ほどです。
親との見た目の違いは、その大きさと殻の下側まで模様がある点です。
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