鳥羽水族館最新情報バックナンバー

[最新情報バックナンバーリスト]

※こちらに掲載してある情報は、全て過去のNEWSです。
※過去のNEWSには、現在は展示していない生きもの、記録が変わってしまったもの、などが出ている場合もありますので、事前にご了承下さい。



オオベソオウムガイがヌメア水族館より寄贈される

ニュ−カレドニアのヌメア水族館より6個体のオオベソオウムガイが鳥羽水族館へ寄贈されました。

鳥羽水族館とヌメア水族館は1990年7月15日に鳥羽水族館新館オ−プンに伴い姉妹提携水族館の締結をしていましたが、諸般の事情により一時中断していました。
改めて、ヌメア市長(Jean Leques市長)と2002年4月25日にヌメア水族館にて姉妹提携水族館の提携を致しました。
これに伴い、館長がニュ−カレドニアへ出向き調印式に出席し、その時に寄贈されたオオベソオウムガイを4月28日に鳥羽水族館に持ち帰りました。
1996年7月16日に4個体寄贈されたのが最後でしたが、この度、6年振りにヌメア水族館から鳥羽水族館へやって来ました。
現在オウムガイ水槽に展示しています、是非ご覧下さい。

オオベソオウムガイ
オオベソオウムガイ
ニュ−カレドニア周辺の海域にのみ生息するオウムガイの仲間で、殻の中央のくぼみが特徴で他のオウムガイと外見上区別されます。

鳥羽水族館での飼育デ−タ
鳥羽水族館では1978年3月30日に初めてヌメア水族館から寄贈され、1983年12月14日に入館した個体が飼育満2年を突破し当時の世界最長飼育記録を樹立しました。その後野生個体の飼育は1989年4月13日から1992年11月7日の1305日が最長飼育記録です。
また、鳥羽水族館生まれの個体は1997年10月25日〜2001年6月10日の1325日が最長記録です。 これまでの飼育下誕生は1993〜1998年にかけて46個体が孵化(日本初)しましたが既に全て死亡しています。 今回寄贈されたオオベソオウムガイで再度繁殖に挑戦していきます。

2002年5月7日(水)   



水の回廊(アクア・プロムナ−ド)完成!
〜 Aqua Promenade 〜
テラス167で展示公開しておりました、フンボルトペンギンとコツメカワウソ水槽のリニューアルに伴い、カワウソの大型種であるビロ−ドカワウソとモモイロペリカンを加えて展示することになりました。また、久しく入館者から望まれておりましたマンボウ水槽も併せて5月1日にオ−プン致します。
「水の回廊」と名付けられたこの展示群は水に生きる動物の多様性の展示ゾ−ンとして生まれ変わりました。
コツメカワウソ、ビロ−ドカワウソ及びフンボルトペンギン舎は自然界に生息しているさまを再現した岩(擬岩)や草木を配置し繁殖を目指した造りとなっています。また、このアクアプロムナ−ドは入館者のみならず、柵越しですが館外からの観覧もできます。

マンボウとペリカン
の水槽外観
尚、コツメカワウソは、和歌山県のアドベンチャ−ワ−ルドの御好意によりブリ−ディング・ロ−ン(繁殖目的の5年間借用)にてオス1頭が4月29日に来館しました。
マンボウは志摩の和具で2月に定置網に入ったのを蓄養しておりました。

−−−−−−−−【展示動物】−−−−−−−−
マンボウ
フグ目マンボウ科 (世界で4種)
世界の温帯・熱帯域に分布。日本では北海道以南でみられます。外洋の表層域から水深200m付近まで生息しています。
海表面に背びれを出して泳いだり、体を横にして浮かんでいることがあります。
卵を沢山産むことも有名で、3億粒の卵を持っていたという記録もあります。

モモイロペリカン
ペリカン目ペリカン科
ヨ−ロッパ南東部から西アジア、インド、アフリカなどの内陸の湖沼や河川の河口に分布。
体重5〜15kg、翼長3m以上になる大型の水鳥。
ペリカンの仲間の大きな特徴はのど袋のある大きなくちばしです。

コツメカワウソ
食肉目イタチ科 カワウソ亜科
中国南部〜インド、スリ−ランカ、フィリピン、インドネシア、ボルネオなど東南アジアに広く分布。
四肢は小さく幅も狭く、爪は非常に小さく痕跡的です。指先の感覚は非常に鋭く器用です。一夫一婦制の家族を中心としたグル−プを形成します。

マンボウ


ビロードカワウソ


モモイロペリカン
ビロ−ドカワウソ
食肉目イタチ科 カワウソ亜科
中国南部〜インド全域、東南アジア及びスマトラ、ボルネオ、ジャワのまで広く分布し、イラク、インダス川流域にも生息しています。
四肢は大きく発達した水かきがあり、大きく頑丈な爪を持っています。一夫一婦制の家族を中心としたグル−プを形成します。

フンボルトペンギン
ペンギン目ペンギン科
南アメリカ南部のペル−とチリの海岸、及び沿岸の島々がペル−海流に影響される地域に分布。
展示されるフンボルトペンギンたちは33羽で1才〜16才です。その内28羽が鳥羽水族館生まれです。

*フンボルトペンギンとモモイロペリカンは新しい水槽に慣れ次第観覧者通路への散歩を予定しています。
*また、このたびの展示ゾ−ンを新設するにあたり、バリアフリ−の導線を考慮し入出館口を新設しました。これまでより一層のバリアフリ−化が進みました。

2002年4月30日(火)   



世界のクワガタムシコーナー完成!

4月27日、森の水辺ゾーン(温室)に新コーナー「世界のクワガタムシ」が完成しました。
このコーナーは、40cm水槽3本からなり、子供から大人にまで人気の、熱帯雨林に生息するクワガタムシを展示しています。なお、展示するクワガタムシは以下の6種類12個体(各2個体)です。

 ・パラワンオオヒラタクワガタ
   (世界最大種:フィリピンパラワン島に分布)
 ・ギラファノコギリクワガタ
   (世界最長種:ネパールからマレー半島に分布)
 ・ニジイロクワガタ
   (世界最美麗種:オーストラリア北東部〜ニューギニアに分布)
 ・オウゴンオニクワガタ
   (黄金色の大型種:ジャワ島に分布)
 ・メタリフェルホソアカクワガタ
   (大顎が体より長く発達した種:インドネシアに分布)
 ・パプアキンイロクワガタ
   (美しい金属光沢の中型種:パプアニューギニアに分布)




ギラファノコギリクワガタ
このような外国産クワガタムシは、一昨年までは植物防疫法により生体の輸入が全面禁止されていました。しかし、昨年の同法改正にともない、在来植物に影響を与えないと認められた種類の輸入が解禁され、今回の生体展示となりました。
かつては、図鑑でしか見ることのできなかった憧れの外国産クワガタ、この機会に是非ご覧下さい。

2002年4月27日(土)   



田んぼ水槽で田植え

4月25日、AM10:30頃より、屋内に水田や用水路を再現した「田んぼ水槽」で、田植えを行いました。

鳥羽水族館では、昔ながらの水田や用水路を再現した「田んぼ水槽」を2001年7月20に新設し、稲作に挑戦してきました。
稲作1年目は、12月15日の稲刈りで無事終了しましたが、その収穫量は、約350gと予想収穫量の半分でした。
今年は、田植えを一般の田植えの時期に合わせて倍の収穫量である700gを目指して今年のお正月より大きな鏡餅を「田んぼ水槽」の前でお披露目したいと考えています。
「田んぼ水槽」では、稲を栽培するだけでなく、水田や用水路で暮らす生物を飼育展示しています。水田という身近な水辺が、たくさんの生物の重要な生息地であるとともに、日本の自然の一部であることや、子供たちの心を育んできた学習の場であること、そして大人の方にはなつかしさを感じて頂ける水槽になっています。今年は、水田の中にオタマジャクシをそして夏にはホタルを飼育展示していこうと計画しています。

昨年、地元の農家の方に田植え稲刈りと大変ご協力をいただきましたが、今年の田植えも手植えによる経験豊富な農家の方にご協力していただきました。
田植えをしてくださったのは、昨年に引き続き、中村つる子さん(鳥羽市在住)で、「昨年は7月だったので苗が大きすぎて植えにくかったが、今年は良い苗でした。」「田んぼもよく均してあったので植えやすかった。」とおっしゃっていました。

2002年4月25日(木)   



日本一の長寿ラッコ「エミ」が死亡しました

日本で飼育されているラッコの中で、最も高齢で最も長く飼育されているラッコの「エミ」が、3月20日22時30分頃、出血性腸炎のため永眠しました。

エミは、モコモコ、プック、コタロウといった、当時日本中にラッコブームを巻き起こした鳥羽水族館初入館のラッコたちと一緒に、1983年10月3日アラスカからやってきました。他のラッコたちはすでに他界しており、エミはラッコブームを作った最後の一頭でした。

入館時の年齢は4歳と推定されていてそれから19年ですので、エミは推定23歳でした。野生でのラッコの寿命は15年くらいだとされていることから、日米で飼育されているラッコはもちろんのこと野生も含めて、エミは世界で最高齢のラッコだったのかもしれません。
エミはとても落ち着きのあるラッコでした。少々のことには驚きませんし、どの飼育係とも仲良くやっていました。一方でたいへん几帳面なところもあり、歳をとってからでもラッコにとって大切なグルーミング(毛づくろい)は、とても念入りに上手にしていました。そのため、全身がすっかり白くおおわれた毛は、いつも銀色にツヤツヤと輝いていました。また、夜寝る場所はいつも決まっていて、朝も決まった時間に規則正しく目を覚まし、グルーミングをしていました。

エミの年齢は、ヒトに例えるならば100歳をはるかに超えるほどの高齢です。長生きの秘密は物事に動じないのと、自分なりの生活のリズムを毎日守っていることだったのではないかと飼育係は想像しています。

日本一の長寿ラッコとして、色白の美人ラッコとして、エミは日本中の人たちに愛されました。そして、ラッコという動物の素晴らしさ、老いても精一杯生きることの美しさを教えてくれました。エミの美しい銀色の毛は、いつまでも私たちの心の中で輝き続けることでしょう。エミの功績をたたえると共に、心から冥福を祈っています。

2002年3月23日(土)   



2月11日 新人アシカトレーナー、ショーデビュー!

出演するアシカの演技はもちろん、ショートレーナーの技術もすばらしい鳥羽水族館のアシカショー。来館されたお客様には年齢を問わず大変好評です。そのアシカショーのトレーナーとして2月11日(月)に山本いずほさんがショーデビューすることになりました。現在トレーナーは6名(男性2・女性4)、山本さんが加わって7名になります。
従来のトレーナーたちの初舞台は通常初夏ですが、彼女のデビューがこの時期なのには訳があります。昨年11月、飼育研究部内の異動でラッコなどの担当からアシカチームに変わったのです。飼育スタッフとしての経験は5年以上ありますが、お客様を前にショーをするという特異なチームでの再出発。はじめの頃はアシカのあまりに素速い動きについていけなかったそうですが、最近は「オタリアの大きな目がかわいい」と言う余裕(?)もでてきました。

当日はオタリアのトットと一緒にキャッチボール、輪投げ、タル乗りなどを披露しました。

2002年2月11日(月)   



〜君はどこからやってきた?〜

里の水辺コーナーの新展示「里山の侵入者たち」

このたび、里の水辺コーナーの一角に、「里山の侵入者たち」というエリアを新設しました。このエリアは90cm水槽3本を中心に、里山に帰化した水生動植物を展示しています。

現在、日本にはおびただしい数の帰化生物が生息しています。ウシガエルやアメリカザリガニはよく知られていますし、ブラックバスやブルーギルは環境にも大きな影響を与え社会問題にまでなっています。またあまり知られていませんが動物だけでなく植物においても同じようなことが起こっています。この展示はこのような現状を、来館者の方々に少しでも知っていただき、帰化生物に感心を持っていただけるようにと設置しました。
水槽には釣りブームなどの影響でその生息域を拡げたブラックバスとブルーギルをそれぞれ展示。となりの水槽には身近な池や川、水路でよく見かけますが、帰化したことにほとんど気がついていないオオカナダモやホテイアオイなどの水生植物も展示しています。

帰化生物の中には日本産ものと大変よく似た種類もあり一見豊かな自然に囲まれていると思っていた身近な環境が実は大きく変化しているかもしれません。以前同じエリアに設置した日本産の水生動植物の入った「水辺の植物水槽」とも是非見比べていただきその違いにも気がついていただければと思います。

ブラックバス
(オオクチバス)



ブルーギル


カダヤシ

2002年2月5日(火)   



〜 全部でいったい針何本??? 〜

ハリセンボン大量に獲れる。

1月15日朝、熊野灘漁協相賀浦の方から「小さなハリセンボンが一度に数百匹獲れた」という連絡をいただきました。
飼育研究員が現地に向かい漁協でお話を聞くと「定置網にこれほど大量にハリセンボンが入るのは珍しい」ということでした。どうしてこれほど大量にとれたのか現時点ではよくわかりません、体長10〜13cmを130匹ほど分けていただき夕方水族館に搬入。大変ユニークで可愛らしいため、16日より展示することとなりました。ほとんどのハリセンボンはおとなしく展示水槽に入りましたが、中にはビックリしてあっという間に空気を吸い込んで膨れあがるものもいました。
展示水槽に入れたハリセンボンは全部で80匹。それにしても、これだけのハリセンボン一体全部で針何本???



*ハリセンボンの棘(キョク)の数は名前のように1000本もなく、実際は400本前後です。

2002年1月16日(水)   



ホンフサアンコウの採集

〜 三重県で約10年ぶり 〜

アンコウの仲間、ホンフサアンコウが和具沖で釣り上げられ、鳥羽水族館に入館しました。ホンフサアンコウの採集記録は三重県では6例目になります。昨年12月30日、和具で釣り船を経営する城山吉秀さん(43歳)より、水深100mほどのところでイザリウオを釣ったと鳥羽水族館に連絡があり、今年1月2日に飼育スタッフが受け取りに行くとホンフサアンコウでした。全長は約40cm、体色は淡い桃色です。
ホンフサアンコウはアンコウ目フサアンコウ科の魚類で、銚子以南、九州−パラオ海嶺、東シナ海沿岸、水深300−500mのところに生息しています。頭部に誘因突起とよばれる「擬似餌」を持ち、これで他の魚を誘い大きな口で飲み込みますが、本個体はどうやら人間の擬似餌に誘われ、釣り上げられてしまったようです。
このホンフサアンコウはしばらく予備水槽で飼育し、様子を見ながら『伊勢志摩の海・日本の海ゾーン』で展示する予定です。



●ホンフサアンコウの三重県での採集例は1985年、1990年に志摩マリンランドで、1991年、1992年(2個体)に鳥羽水族館であるだけで、今回が6例目です。

*1月10日に死亡しました。現在は展示しておりません。

2002年1月3日(木)   



第5回人魚のイラストコンクール入賞者決定

12月7日、東京にて荒俣宏氏(博物学者)、松岡達英氏(自然科学画家)、柑子木寿氏(鳥羽水族館専属デザイナー)の3名の審査員で「第5回人魚のイラストコンクール最終審査会」が行われました。
この「人魚のイラストコンクール」は、人魚伝説のモデルとされるジュゴンという生きものを多くの方々に知っていただくことで、地球環境保全の意識を広める事業の一環として行われているもので、今年で5回目を迎えました。今回のテーマは「ジュゴンは人魚?」です。
応募総数は約750点(一般の部:約350点、小・中学生の部:約400点、)で、作品のレベルが非常に高く、予想以上の盛況で、北海道から沖縄県までの全国から寄せられ、また、20代30代の女性の方のご応募が多くみられましたが、幼稚園児から70代の方までと年齢層も幅広く、プロのイラストレーターの方からのご応募や、学校でまとめてのご応募もたくさんありました。
作品も力作が多かったため、審査は非常に難航しましたが、3名による最終審査会にて各賞が選ばれました。
一般の部グランプリは、神 のぞみさん(岩手県:16歳)で、色鉛筆・インクなど多数の画材を使ったパステル調のイラストを切り張りなどの技法を用いてマチエールの深みと面白さを出した作品でした。
なお、入賞作品は、HPでご紹介する予定です(1月下旬頃)。

一般の部グランプリ
神のぞみさん



小中学生の部グランプリ
八田萌黄さん
入賞者リスト  ・審査員総評

入賞作品展  ・応募要項

2001年12月18日(火)   

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