〜 国内で四例目、民間および水族館では初めて 〜
鳥羽水族館飼育研究部、海水生物担当チ−ムは、2004年7月よりイセエビのフィロゾ−マ幼生の人工飼育に挑戦してきました。そのフィロゾ−マ幼生のうちの1個体が2005年6月23日に稚エビとなりました。
イセエビのフィロゾ−マ幼生は、平坦なクモのような、これがイセエビ?というような奇妙な形をしています。稚エビになるまでには、約1年もの長期間を海中で浮遊生活する為、フィロゾ−マ幼生から稚エビまでの人工飼育は非常に難しいとされています。国内での成功は、三重県科学技術振興センタ−水産研究部、北里大学、独立法人水産総合研究センタ−南伊豆栽培漁業センタ−の3機関のみで、いずれも大学や水産研究機関で行われたものでした。
今回の鳥羽水族館での成功は民間および水族館では初めてのことになります。鳥羽水族館ではこの成功を機に、一般には殆ど観ることのできないフィロゾ−マ幼生の周年展示を、2005年7月下旬より始める予定です。
今回、人工飼育されたイセエビ幼生は、2004年7月14日にふ化したもので鳥羽水族館のクラゲ飼育水槽に収容して飼育を開始しました。三重県科学技術振興センター水産研究部の松田浩一主任研究員には、イセエビ幼生育成について、多くのアドバイスを戴きました。心から御礼申し上げます。
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