日本の川
The river in Japan

日本の川

飛沫をあげて流れ落ちる滝、渦巻く急流。日本の川の美しさを再確認していただけるゾーンです。

水槽上流部
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■日本の川水槽
美しく豊かな川の多い日本に生まれ育った私たちにとって、川は生活に密接につながった心の故郷であるといえるでしょう。山間の渓流に跳ねる銀鱗、小川の橋から見え隠れする魚影、田んぼの用水路で見かけた水生昆虫…。釣りや食生活あるいは子供の頃の遊びなどを通して、その美しい自然と川にすむ命の多様性を学んできました。このゾーンでは、滝つぼや中流域の川岸がリアルに再現された水槽に、日本の川の生物たちが生き生きと暮らしています。

間口18.0m、奥行6.0m、高さ8.6mのスペースは、巧妙に2つに仕切られた18.0m×3.0m×1.3mの水槽(一部変形、水量約50トン)と18.0m×3.0m×7.2mの陸上部分からなり、陸上には岩や木、水辺の植物などを配して、今、急速に失われつつある日本の水辺の自然を再現しています。

川の向かいには、水生昆虫の展示コーナーや日本の水田や池にすむ生きものを展示した小川水槽が設置されており、また周辺には、水辺の植物水槽や田んぼ水槽、雑木林の昆虫を展示するコーナーなどがあり、フロア全体が日本の里山の様子を再現した展示となっています。

■水生昆虫
水生昆虫とは、少々かたくるしく定義すると、「一生のうち一時期のみでも、水中もしくは水面を生活の場とする昆虫」のことです。
具体的には、タガメやゲンゴロウのように一生を水中で生活するものはもちろん、トンボ(ヤゴ)やカ(ボウフラ)そしてカゲロウのように幼虫の時だけ水中で生活するものも水生昆虫に含まれます。意外に思われるかもしれませんが、ガやハチの仲間にも幼虫期を水中ですごす立派な水生昆虫がいます。このように様々な仲間を含む水生昆虫は、日本国内に約900種もが生息しており(このうちウミアメンボなどのごく一部の種を除きすべてが淡水産)、淡水生態系の重要な構成要素となっています。


■水辺の植物水槽(約180p×180p×H50p)
現在、さまざまな環境破壊の結果、本来わたしたちに身近な水辺の植物の多くが絶滅しつつあり、レッドデータに記載されている種も少なくありません。そこで、湿地や池などで見られるオモダカ、ヒルムシロ、ヒツジグサなど水辺の植物を展示しています。
また、近くには水族館で繁殖した希少種、ウシモツゴ、オヤニラミなどを展示した希少淡水魚コーナーや、オオクチバスなどの外来魚や外来水生植物を展示した外来生物のコーナーもあります。

■田んぼ水槽
水田(田んぼ)は、稲を栽培する場所ですが、たくさんの生き物たちが暮らす場所でもあります。また、周辺の用水路では子供たちが生き物を相手に遊び、自然や命を大切に思う心が育まれてきました。しかし近年、農薬の使用や水路の改修などによって生き物たちが減少しています。
このコーナーでは昔ながらの水田や用水路を再現し稲を栽培すると同時に、水田や水路で暮らす生き物を飼育展示しています。

幅約3.8m×奥行き約5m  水田:2枚(2筆)

ムギツク
ムギツク
カマツカ
カマツカ
タガメ
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水辺の植物
水辺の植物
田んぼ水槽
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亜熱帯の水辺
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■亜熱帯の水辺コーナー
独特な形態をしたヤシガニやマングローブ水槽で歩きながら移動する愛嬌のあるミナミトビハゼ。このコーナーでは、小笠原諸島や石垣島など日本の亜熱帯気候地域の動植物と、亜熱帯気候地域であるフロリダ地方に生息するミシシッピーワニを展示しています。

■マングローブ水槽
アジア亜熱帯地域の代表的な環境であるマングローブ帯の干潟を再現した水槽です。土の上を歩くミナミトビハゼをはじめ、カラフルなシオマネキ類、海浜植物、ヒルギなど、マングローブ干潟の生き物を展示しています。

●ヤシガニとオカヤドカリ
どちらもヤドカリの仲間で、ヤシガニはアジアの亜熱帯以南に生息する大型の陸生ヤドカリです。オカヤドカリは、珍しい陸生のヤドカリで、日本では沖縄諸島と小笠原諸島にのみ生息しています。

この他、このコーナーでは、海岸植物のアダンを食べる西表島の大型の昆虫「ツダナナフシ」などの生きものや、別名グリーンパラソル(緑の傘)とも呼ばれる巨大な葉のクワズイモをはじめ、亜熱帯地域の植物を多数展示しています。

ヤシガニ
ヤシガニ
ワニ水槽
ワニ水槽
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